富士、信州紅葉狩り 2017年11月9日 第三日目 蓼科から河口湖へ
蓼科温泉ホテル親湯外観
木々に囲まれた静かな温泉郷です。
畳敷きの温泉を後にして、白駒の池に向かいます。
白駒の池は標高2,115メートル、周囲長1.35キロメートル、北八ヶ岳の広大な原生林の中にたたずむ神秘的な湖で、標高2,100m以上の湖としては日本最大の天然湖です。 白駒の池は、当地に伝わる民話に由来 文献『南佐久口碑伝説集』によると、
『むかし、一組の男女が恋に落ちた。それをよく思わない女の父親は、二人の仲を裂こうと男を山奥へと追いやってしまった。女はこれを追って山に入るが、道に迷ってしまう。そこへ一頭の白馬が現れ、女を池まで導き、男がこの池の中にいると告げる。女は白馬とともに池へと消え、二度と帰ることはなかった。』そうです。
池の周辺は樹齢数百年のコメツガ、トウヒ、シラビソが生い茂る原生林で、
地上は苔が一面を覆っています。 池の周りは遊歩道があり、植物や苔を守るため、釘付けされた板の歩道を歩きます。何年か前に古希を迎えた私にとっては、足元がなんとも心もとない。平均台を歩くようで、ひらすらバランス、バランスと呪文を唱えながらの散策でした。
昼食は清里高原ホテルで和食セットのご馳走。
昼食後東沢大橋へ。東沢大橋は八ヶ岳の地獄岳を源にした東沢渓谷にかかる長さ90メートルの赤いアーチ橋。山梨県北杜市大泉町西井出にあります。
ヤマモミジ、カラマツやシラカバなどの樹木が黄金色に山を染めます。
雄大な八ヶ岳を背景に橋の赤い色が美しい。
東沢大橋から約1時間半ほど走らせる車窓から、
少しずつ姿を現す富士山を眺めていると富士五湖のひとつ河口湖に到着。
河口湖は富士五湖の中で最も北に位置し、山梨県南東部の南都留郡富士河口湖町にあります。河口湖は湖面の面積は山中湖に次ぐ2番めの大きさで、水深は最も深いところで14.6m、山中湖に次ぐ2番めの浅さです。周囲は21キロメーター。
富士五湖は、2013年6月22日、富士山を含めた「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」構成資産の一部として、世界文化遺産に登録されました。
午後4過ぎの富士山
私達が訪れた時は丁度もみじ回廊を中心とした「富士河口湖紅葉まつり」が開催されており、綺麗に色づいた紅葉のもと、多くの人々、飲食やお土産店、日暮れからのライトアップなどで賑わいを見せていました。
午後5時過ぎの富士山
1時間前の富士山よりはっきりしています。
客室の壁、調度品、テラスの手すりなど南フランスのプロヴァンス風の豪華なホテル。
窓からは河口湖の後ろに、富士山の絶景が圧巻。
夕食は「レストラン プチポッシュ」で季節の食材を活かした全8品の洋食フルコース。
明日はいよいよ富士山へ。